the movie H2G2 will take you on a journey to the...

今月の1日、映画の日に見たのはコレ。ふらっと映画館に入ったものの、これといって見たいものがあったわけではなく。H2G2を選んだのは、ちょうど上映時間を迎えていたからという適当さ。うん、いつもどおり。

とりあえず2時間すぎてくれりゃあいいやと、投げやりな気持ちでスクリーンを見てたら・・・俺の中で、今年最大のヒット! 最近の映画に対してネタ切れ・マンネリ・ツマンナイという感想を抱くことが多かったものの、H2G2はもう一度映画を信じてみようと思わせてくれる作品だった。ただそのことが嬉しくて仕方ない。

実は原作の「銀河ヒッチハイク・ガイド」を読まずに、というより原作の存在自体知らずに映画を見た。でも、かえってそれが良かったのではと思う。Douglas Noel Adams によって書かれたこの作品、世界中に沢山のファンがいるとか。そして当然、原作ファンの目は厳しいわけで。ヘタに原作を知ってたら素直に楽しめなかったかも。勿論、原作に目を通していれば映画もより楽しめた可能性があるわけですが。

ジャンル、あるいはレッテルをつけるなら<知的おバカSF映画>とでもなるかな。作品を見終わって次の文章を思い出した。

「ああ、馬鹿ですか。馬鹿にも様々な種類の馬鹿があって、利口なのも馬鹿のうちのあまり感心しない一種であるようです。」 トーマス・マン『魔の山』

これは利口であることを否定的に捉えた文言だけど、この映画を見た俺の感想は全く逆。利口すぎるとバカまで突き抜けて楽しい!

以上を不審に思う人は、どうか実際に映画を見て判断してください。シネマコンプレックスの一室、全部で100人ぐらいしか入らない小劇場だったんですが、満員で、観客一同始終笑いっぱなしでした。さすがイギリス人、彼の地で漱石が精神を病んだのも納得w

哲学ってのは何も小難しく考えることじゃないんだと、今更ながらに得心。生きてるだけですでに哲学してるんだよな。ただ、究極の答えが「42」ってのは冗談キツイって。日本人にとってはシャレにならねぇよ。

とまれ、この日H2G2を見たのはまるで何かに導かれたかのようだった。不用意な自分を見落とさずに拾い上げてくれたというか。

最後に一つ。「美人じゃない 魔法もない」けど、ヒロインのトリシア/トリリアンに一目惚れ。あんな風に涙を流されたら、どんな男も形無しじゃい! そうそう、意外な名優が出演してるのでそちらもお楽しみを。 (明日はコレを見る予定)
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by lambda924 | 2005-10-06 02:38 | 映画
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