露の世ながら さりながら ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「すいぶんひさしぶりじゃないか。最近何をしてたの?」 「別にこれといって何もしてないんだけど・・・。いつのまにか6月になっちゃった。」 「そういえば急に暑くなったなぁ。梅雨入りもしたし。」 「また苦手な夏が来たかと思うと、ちょっぴり辛いよ。」 「夏がイヤなの? 『ロックンロールは永遠の夏』なんじゃないの。」 「ロックは好きだよ。でもイメージの夏と実際の夏はあまりにもちがってて・・・」 「まぁ夏の話はいいや。何もしてないっつったって、それなりに色々あったんじゃない?」 「うん・・・。色々あった。で、なんだかね、厄介な迷路に迷い込んで、モヤモヤが晴れない感じ。」 「そうなんだ。よく分からないけど、沈んで見えるのは満更気のせいでもないみたいだね。」 「・・・道を」 「えっ?」 「道について考えていたんだ。」 「道?」 「そう。ぼくがこれまでたどってきた道、今歩いている道、そしてこれから向かう道。」 「あぁっ、その道か。なんのことかと思ったよ。で、袋小路にはまっちゃったわけだ。」 「そう。どっちを進めばいいかなんて分からないことが多いし、誰にも決められないよね。」 「いや、そうじゃない。たしかにどっちへ進むべきかはなかなか分からないよ。でも、それを決めるのは他でもない君さ。」 「・・・」 「君が自分で選ばなきゃ。それこそ、君は人生の岐路に立ってるみたいだから。」 「道は未知なるもの。正しい道なんてわかりっこないよ。そもそも正しい道なんてあるかさえ怪しいもんさ。」 「人生は選択の連続だろ。いくらでも可能性はあるし、チャンスもたくさんある。でも、それをうまくつかみとれるかどうかは本人しだい。」 「誰かが言ってたように、道はもとからあるんじゃなくて、人が歩いた跡が道になるんだ。他の人がたどった道もあるけど、君は君の道を行けばいいんじゃない?」 「そうか。そうだよね。少し気が楽になったよ。ぼくはぼくなりに進めばいいし、そうする以外、他に方法はないんだもんね。」 「ところで昨日の夕焼け、覚えてる? 西の空、いや空一面がきれいに染まってた。あれは何色っていえばいいんだろう。桃色ではふつうすぎるし・・・。茜色かな? うーん、なんか違う気がする。」 「とても鮮やかな色だったね。強烈だけど、優しい感じがした。ああいうのをトキ色っていうのかもね。」 「そうなの? よくわからないけど、あんな空をまた見たいな。これから雨の日が続くだろうけど。」 「また見られるよ。明日は雨かもしれない。あさってだって降るかもね。けど、いつかまた晴れるさ。」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 長のご無沙汰となり、すみません。しかも久々の更新がわけわかんない対話ってのはどうなんだ。赤と青のコントラストは目に痛いし。こりゃあ色の勉強もせんとな・・・。 これからまた、ぼちぼち書いていきます。あくまで予定ですが。またね、おやすみ。
by lambda924
| 2005-06-14 03:31
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四半世紀前に生を享け、現在の身分は大学生。ただし、その学生生活もあと半年を残すのみ。 Whole lotta love to passing days! カテゴリ
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