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カテゴリ:映画( 5 )

ぼくが旅に出る理由は

12月になっちまった。道理で毎晩寒いはずだよ。

ふらっと立ち寄った学祭で、メイド喫茶を発見!・・・じゃなくて、旧友と一年ぶりに再会。グラウンドの片隅で先輩数人も交え、昼から飲んだくれてました。秋空の下、おでんと日本酒。他には何もいらないや。

先月映画館で見た作品はイマイチなものが多かった。冷え込んできたし、当分映画館には足を伸ばさないかも。対して、次の二作品は良かった。

・「ジョゼと虎と魚たち

学友の下宿で一緒に鑑賞。俺は何年か前サントラは手に入れていたものの、映画を見るのは初めて。田辺聖子氏の原作も未読。聞けば、映画と原作とではラストが違うとか。

当初、タイトルの意味するものが何なのか想像がつかなかった。が、映画を見て大いに納得。「ジョゼ」も「虎」も「魚たち」も、全て大切な意味が込められてる。

秋から冬にかけて、つまり今の季節にちょうどいいんじゃないでしょうか。池脇千鶴の本気の演技だけでも見る価値あり。妻夫木の「マジで?」のイントネーションが気になったけど、些細なこと。名作だと思う。

もう一本は・・・帰宅してからってことで。
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by lambda924 | 2005-12-02 10:45 | 映画

人間が一番タチ悪いって話

「ブラザーズグリム」を見た。けっこう楽しめた。が、周囲の人には薦めにくい映画。監督のインタヴューを読むとヒットを願ってるみたいけど、この内容じゃムリだろw

テリー・ギリアムはいい意味でのポップさに欠けてる。ひねくれてる俺みたいな奴にとっては、この映画はけっこうオモロイ。が、大衆受けはしない。絶対に。

光る部分がなかったわけじゃない。元々童話やファンタジーが好きなので、上映中はわりと惹きこまれながら見てた。けれど劇場をあとにした途端、釈然としない気分に。「楽しんだけど、でもなんか・・・」。そう、中途半端な感じ。

期待が大きかった分、少々残念だった。前に書いたけど、筆者は「12モンキーズ」に思い入れが深く、今度はグリム童話をモチーフに撮ると知ってめっちゃ興奮したわけですよ。ギリアム&グリム童話。なにか途轍もないものが生まれそうで・・・


グダグダ書き連ねたけど、映画のPRで実現した上戸彩の赤ずきんコスプレがかわいかったので良しとする! えぇ、俺はこーゆー人間ですw

次は何を見よう・・・。アル・パチーノ主演の「ベニスの商人」にしようかな。上映館が少ないのがネック。公開はまだ先だけど、「キング・コング」は何気によさそう。あと、ボブ・ディランの映画もやるんだよな。

邦画の「春の雪」が少し気になってる。実は「男たちの大和」も。年末には誰かと「大停電の夜に」を見たい。今なお俺は、2時間の魔法を信じてる。
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by lambda924 | 2005-11-14 00:24 | 映画

宇宙讃歌

銀河ヒッチハイク・ガイド原作を読了。早速、続編の「宇宙の果てのレストラン」を読み始めたところ。この分だと土日で読み終わりそう。

二冊を読み進めるにつれ、「よくぞこの作品を映画化してくれた!」という思いが強まる。登場人物たちの独特の息遣いや世界観に触れると、見事なまでに再現したものだ、と感じ入る。いや、再現ではなくありゃハイパー化だな。しかも好ましいパワーアップ。

できれば劇場でもう一回見たかったけど、こちらをご覧あれ↓

「銀河ヒッチハイク・ガイド」公開劇場一覧

なんだ、この少なさは・・・(-_-; 関西ではもう、兵庫でしか公開しないなんて。これ、大いなる損失だと思うんだが。ぶっとんだスケールの映画を楽しむなら、やっぱ劇場でしょう。嗚呼、勿体ない。

愚痴ったところで何も始まらないので、俺はただ周囲にプッシュするのみ。ひきずりこんでやるw とりあえずマーヴィンに幸あれ♪
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by lambda924 | 2005-10-15 01:26 | 映画

暗夜

宣言どおり、コレを見てきました。

まず、この映画が生を享けたこと自体に感慨を覚えます。スタッフは制作当初から数限りない困難に直面したはず。力作と呼ぶに相応しい。

惜しむらくは上映館数・期間ともに物足りないこと。筆者自身、劇場で見るのは無理かもしれないと思っていました。幸い、いつの間にか市内の映画館で公開されていたのでこうして感想?を書けるわけです。

ノドの奥から様々な言葉が溢れ出ようとします。が、同時に首ごとそれらの言葉を扼そうとする手があります。これは、そういう映画。

戦争末期、ドイツの国内事情は日本のそれに劣らず、凄惨を極めていたのが伝わってきます。「戦争は自国を守るためやむをえない」。そう説明されるものの、国を国たらしめるもの、国民の生命は常に無視される・・・。過去何千年も繰り返されてきたことですが、これには人間をやめたくなるような悲しさがつきまといます。

「何がヒトラーを作ったのか」 これに対する明解な解答は永久に与えられないでしょう。が、それを求めてこの映画を見た自分がいます。少なくともその一端を窺い知れれば、と。しかしながら、更なる袋小路に迷い込む羽目に。

パンフ等で謳われているような「戦後初めて明かされる衝撃の事実」はありません。逆に、ヒトラーについて少しでも読んだことがある人なら、「知っている話ばかりだ」と思うはず。

それでもなお、この映画をみる意義はあると思います。ヒトラーがヒトラーになった原因がつかめぬ以上、第二・第三のヒトラーが生まれる可能性は消えません。戦争を防ぐ手立てもおそらくないでしょう、残念ながら。

しかし、できることがあります。それは、事実あるいは記憶を風化させないこと。これのために、映像作品は絶大な効果を有します。なにせ、ヒトラー自身(と彼の側近が)その特性を知り抜いて最大限活用したぐらいですから。

もう60年、されどいまだ彼の呪縛は解けず。あれほど最悪な時代がこの世に再び訪れないことを祈って。
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by lambda924 | 2005-10-10 02:22 | 映画

the movie H2G2 will take you on a journey to the...

今月の1日、映画の日に見たのはコレ。ふらっと映画館に入ったものの、これといって見たいものがあったわけではなく。H2G2を選んだのは、ちょうど上映時間を迎えていたからという適当さ。うん、いつもどおり。

とりあえず2時間すぎてくれりゃあいいやと、投げやりな気持ちでスクリーンを見てたら・・・俺の中で、今年最大のヒット! 最近の映画に対してネタ切れ・マンネリ・ツマンナイという感想を抱くことが多かったものの、H2G2はもう一度映画を信じてみようと思わせてくれる作品だった。ただそのことが嬉しくて仕方ない。

実は原作の「銀河ヒッチハイク・ガイド」を読まずに、というより原作の存在自体知らずに映画を見た。でも、かえってそれが良かったのではと思う。Douglas Noel Adams によって書かれたこの作品、世界中に沢山のファンがいるとか。そして当然、原作ファンの目は厳しいわけで。ヘタに原作を知ってたら素直に楽しめなかったかも。勿論、原作に目を通していれば映画もより楽しめた可能性があるわけですが。

ジャンル、あるいはレッテルをつけるなら<知的おバカSF映画>とでもなるかな。作品を見終わって次の文章を思い出した。

「ああ、馬鹿ですか。馬鹿にも様々な種類の馬鹿があって、利口なのも馬鹿のうちのあまり感心しない一種であるようです。」 トーマス・マン『魔の山』

これは利口であることを否定的に捉えた文言だけど、この映画を見た俺の感想は全く逆。利口すぎるとバカまで突き抜けて楽しい!

以上を不審に思う人は、どうか実際に映画を見て判断してください。シネマコンプレックスの一室、全部で100人ぐらいしか入らない小劇場だったんですが、満員で、観客一同始終笑いっぱなしでした。さすがイギリス人、彼の地で漱石が精神を病んだのも納得w

哲学ってのは何も小難しく考えることじゃないんだと、今更ながらに得心。生きてるだけですでに哲学してるんだよな。ただ、究極の答えが「42」ってのは冗談キツイって。日本人にとってはシャレにならねぇよ。

とまれ、この日H2G2を見たのはまるで何かに導かれたかのようだった。不用意な自分を見落とさずに拾い上げてくれたというか。

最後に一つ。「美人じゃない 魔法もない」けど、ヒロインのトリシア/トリリアンに一目惚れ。あんな風に涙を流されたら、どんな男も形無しじゃい! そうそう、意外な名優が出演してるのでそちらもお楽しみを。 (明日はコレを見る予定)
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by lambda924 | 2005-10-06 02:38 | 映画