<   2005年 06月 ( 6 )   > この月の画像一覧

Moebius strip, Klein's bottle


最近、ふと口をついて出る言葉が「暑い」ばっかり。そんな人多いだろうな ・・・

色々ヤな事、気に食わない事が多いけど、たまには嬉しいこともある。それが浮き世ってもんですね。筆者にも先日嬉しいことがありました。

まずはこちらをご覧あれ。SNKが誇る剣劇格闘、サムスピシリーズの公式サイトです。

残念ながらSNKという会社はすでになくなってしまいましたが、その遺産をきちんと引き継いでいる人たちがいます。これは喜ばしい限り。平成不況のあおりをモロにくらって倒産したゲーム会社やゲーセンが多いのは事実です。でも、対戦格闘の大会が実施されると、いまだにアーケードゲームの人気が衰えていないことを実感させられます。プレイヤーはもちろん、観客にとっても盛り上がる祭りだもんね。

かつてはゲーセンに入り浸っていた筆者も年を重ねるにつれ、時間や金銭の制約から足が遠のいていきました。ですが、今でもちょっとしたヒマができるとついゲーセンに足を運んでしまいます。アーケードゲームにしか、そしてゲーセンにしかない魅力が確かに在る。

サムスピシリーズの記念すべき第一作が発売されたのは1993年。以来、

真サム斬紅郎無双剣 天草降臨零SPECIAL

と、どんどん新作が発表されました。3Dのサムスピも二作品ありますが、アレは格ゲーファンにとって、忘れたい思い出なので挙げていません(爆)

そして今夏、いよいよシリーズ最新作のサムライスピリッツ天下一剣客伝が発売されます。2Dサムスピとしては第7作目。公式サイトでは「ついに完結!」と明記されているのが少し残念。でも、さすがにもうネタぎれなんでしょうなw 

ただ、<完結>と銘打たれていてもファンの要望などにより、しれっと続編が出るのはよくあること。SWも映画の方は完結ということですが、ルークの若き日を描いたTVシリーズを製作中であると発表されました。

それが終わったら、もう作らないと言ってるepⅦ・Ⅷ・Ⅸもどーせ撮るんでしょ?

と思っている人は絶対いるはずw その方がファンにとっては嬉しいわけだし。でも、微妙なできだったら困るからなぁ。やっぱSWはep Ⅵ で終わって正解だったかもね。


いつもどおり話が回り道に入ってしまいました。今日の内容は、最近あった嬉しいことです。先日筆者はようやくサムスピをクリアしたのです! 他人にとってはほんとどーでもいい事ですが、本人にとってはやたら嬉しくて。

「やっとクリアしたのかよ。おそすぎだってw」
「まぁね。ボスの攻撃が凶悪でさ。あと一歩というところでいつも負けてたんだ。」
「でも、サムスピに限らずSNKのボスはパターンにはめちゃえば楽勝できることが多いじゃん。」
「そうそう。ただ、攻略パターンを知っててもそれを実行するのはけっこう難しいんだって。」
「言うは易く行うは難し、か。」
「そのとおり。ほんと、今まで何度苦汁を嘗めてきたことか。あの巫女発狂しすぎ。」
「えっ? ・・・ 巫女ってことは女のボス!? 前作の零と零SPECIAL、ボスはどっちも野郎だった
 ような。お前がクリアしたサムスピってもしや!?」

「もちろん、真サムだよ。何勝手に勘違いしてるのさ。」
「って、お前、真サムが発売されたのは1994年じゃん! シリーズ第2作、今から11年も前の
 ゲームじゃねぇか。」

「おっ、よく知ってるね。君もサムスピのファンなんだね。そしたらちょっと聞きたいんだけど、君は
 ボスの羅将神ミヅキ、どうやって倒したの?」

「そんなん覚えてるか----ッ!!」

というわけで、右京を使って真サムやっとクリアしました。エンディングは某ムックで知ってたものの、実際に目にした時の感動といったらなかったね。今回の話はゲームにうとい人置いてきぼりの内容でほんとすいません(^-^;

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

おわびに、といっては何ですが、MUSICAL BATONの質問にあった
4.よく聞く、または特別な思い入れのある5曲 のウラver.を記します。


TVのシンガー/The Yellow Monkey「Sicks」

イエモンの中期の名曲。ジャギーなAメロに合わせて重いリフ。ギョーカイの暗部をとことん皮肉ってます。彼ら自身もまた<TVのシンガー>になったことから、自虐的な匂いも漂うが、それも計算のうちっぽい。そもそも、バンド名からして自虐的だし。最初に彼らを知った時、その名前の付け方に腹が立ったもんw 今では彼らの曲はもちろん、バンド名も気に入ってます。


Moby Dick/Led ZeppelinLed Zeppelin Ⅱ

泣く子も黙るボンゾ(ジョン・ヘンリー・ボーナム)のドラムソロ。オリジナルアルバムでは2ndに収録されています。が、ぜひ聞いて欲しいのはライブver.です。この曲、ライブではなんと30分以上にわたって演奏され、ボンゾを除く三人の休憩タイムとしても有名でしたw

一昨年発売されたライブ盤のHow The West Was WonDVDで彼の雄姿をたっぷり堪能できます!

タイトルのMoby Dickってのは、メルヴィルの小説「白鯨」の原題ですね。この曲を演奏中のボンゾは確かに暴れまわる鯨を連想させます。


セブンスター/中村一義「100s」

ナカカズの曲は心に刺さり、ゆっくりと染み渡るものが多いですよね。その中でもこの曲は特に気に入ってます。冒頭の「クソにクソを塗るような 笑い飛ばせないことばっかな。」という歌詞にいきなりヤラレました。ところでどなたか、この曲のタイトルの由来を教えてください m(_ _)m


僕の見たビートルズはTVの中/斉藤和義「青い空の下」

1stアルバムの代表曲にして確か1stシングル。ファンになったのはかなりあとですが。この曲のタイトルは少し長く、説明的だけど、これ以外に名のつけようがない曲であることは確か。ジョンが死んだのは筆者の生年の前年。ボンゾもそう。二人のジョンがすでにいない世の中に俺は生まれてきたわけで。たとえそこに意味は無いとしても、同じ時間を共有したかったな。

You know you're right/NIRVANA“Nirvana (Best)”

最後何にするか迷いました。で、最終的に決めたのがコレ。Nirvanaにもいろんな名曲があるけど、この曲はカート・コバーン最晩年に作られた曲。彼の死後封印され、10年後にようやく陽の目を見たいわくつきの作品です。

淡々とつぶやくような声で始まるこの歌、PVは生前の彼の映像の総集編になってて胸がつまります。しだいにヴォーカルが大きくなり、怒涛のサビへ。カートお得意の構成からなる曲の一つです。とにかくひたすらカッコイイ。バカみたいな感想だけど、他に何を言えばいいのやら。サビで繰り返される言葉が‘hey’なのか、それとも‘pain’なのか。言葉遊びに長けたカートのことだから、両方の意味を含んでいるのかも。

長生きしてほしかったな。


ウラの5曲という掟破りの記事を書いちまいましたが、完全な自己満足ということで許してください。さすがに、また5曲を挙げることはないと思いますw

[PR]
by lambda924 | 2005-06-27 01:47

May the Force be with you!

というわけで早速見てきました。もちろん、SW epⅢ です! 先々行上映を見るのは、マトリックスシリーズの第2&3作以来。オフィシャルサイトはこちら

シリーズ完結編ということで、さすがに館内は混んでました。そうでないと盛り上がらない! 夜8:30開始の回のチケットを一時間前に入手。映画が始まるまでに腹ごなしを済ませておく。そして、上映の15分前から入場が始まりました。座席は前から6列目の真ん中という好位置。

席に着くとスピーカーから音楽が。てっきり例のテーマ曲が流れるんだろうなと思ってたら、なんとつい最近見た「ミリオンダラー・ベイビー」の曲だった。いったいナゼ!?

それを気にする間もなく照明が落とされ、いよいよ開幕! とはいっても、最初の数分間は予告編タイム。毎度見慣れたカバの「フガフガモゴモゴ」でさえも、今夜はいつもとちがった感じがして。

近日公開の「宇宙戦争」、そして今夏公開の邦画「亡国のイージス」などの予告が流れる。邦画は普段あまり劇場で見ないけど、「イージス」は映画館に足を運ぼっかな。

一連の予告の最後にはTHXの宣伝(?) やたら音響がいいのをアピールしまくったあと、いよいよ本編へ ・・・


例によって例のごとく、高らかにファンファーレが鳴り響く中、銀河をバックにあのフレーズが。


A long time ago

In a galaxy far,far away...


そう、スターウォーズ サーガは他のSF映画とは異なり、後の世の話ではなく、遥かなる時空の果ての世界を描いたファンタジー、言うなれば御伽話です。新大陸にとっての神話。ほんとルーカスは壮大な構想でこの作品を創ったもんだよ。

ストーリーはepⅡとⅣをつなぐものなので、大方の予想どおり。ただ、なんといっても今作では、第一作のepⅣが公開されて以来、皆が気になったダース・ベイダー誕生の秘密がいよいよ明かされるわけで。「どうして彼は堕ちたのか」。この疑問に見事答える必要に迫られている点で、本作はシリーズの中でも異色中の異色と言える。そもそもハッピーエンドじゃないしね。

映画は冒頭から笑えるくらいエンターテインメントに徹してます。轟音を立てながら宇宙空間を飛び回る無数の戦闘機や戦艦。頭カラッポにしてただただ映像に見とれるばかり。

Ⅰ、Ⅱとシリーズが進むにつれて画面の中を暴れまわるライトセーバーの本数が増えたわけですが、Ⅲではこれで見納めと言わんばかりに狂喜乱舞! 数々の対決が用意されています。

重い運命を背負った双子、ルークとレイア。二人を産んだパドメ。スカイウォーカー家の中でパドメだけはⅣ~Ⅵに登場しません。その秘密も今作でばっちり明かされます。ま、これもみんなの予想どおりw


つーかさ、Ⅰ~Ⅲを通じてパドメを演じたナタリー・ポートマンだけど ・・・ 年をとったなぁ(爆) 「レオン」の頃が懐かしい。あの頃は彼女がまさか、「クローサー」でストリッパーを演じるなんて夢にも思わなかったよ。「バニラスカイ」のペネロペ・クルスもなんだかオバサンぽくなっちゃったし。おいは少し悲しいですたい。

マジメな話、ナタリーってあまり演技がうまくないような ・・・。アナキン役のヘイデンの熱演は良かったと思うけど。


当初は善に仕えていた者(=ジェダイ)が、悪に堕ちる。根が純粋なあまり物事のウラを見ること少なく、悪に染まりやすかったのは運命の皮肉か。堕罪の重さも耐え切れるものに非ず。

日本人にとって善悪の逆転現象はそれほど珍しい題材ではないかも。ただ、西洋の人にとってアナキンの変貌は、堕天使を連想させるだろうね。そう、ミルトンの「失楽園」。

明けの明星と呼ばれしルシファー。神の恩寵を受けること甚だ多きがゆえに、神への憎悪も一方ならず。軍勢を率いて反逆したものの敗退し、天界を追われる憂き目に。<第一の失楽園>
復讐を胸に期した彼がとった行動は、神の新しい玩具であるニンゲンをエデンから追い出すという、間接的だがひどく狡猾なものだった。<第二の失楽園>

まぁそれはともかく、アナキンの堕ちっぷりは見ごたえあります。少々、いやかなり強引な展開だけどw

映画の終盤、地獄の焔を想起させる惑星ムスタファーを舞台に、宿命の対決に突入する○○○○ と ○○=○○ w 燃え盛る炎の中、苦楽をともにした今までの数々の出来事が二人の脳裏に浮かぶ。様々な思いが去来し、燃え上がる二人の愛。

“I loved you!”  「愛していたのに!


・・・すまん、悪ノリした。こんな801ノリのSWはヤだ。イヤすぎる(-へ-;
でも、こんな風に脳内で勝手にストーリーを作り変える人が数?人はいると見た!(ヲイ


最後はきっちりepⅣにつながる内容で大満足。ふだん映画館に行かない人も、この作品はぜひ見に行くことをオススメします。映画の公開が終わってから自宅で見ても、あの迫力は楽しめないし。映画には劇場で見るべき映画、自宅で見ても悪くない映画があるけど、本作は何が何でも前者。公開中に劇場まで足を運ぶが吉。公開終了後、後悔しないためにも(ぉ 俺は少なくともあと2回、この映画を見るつもり(^-^;

迷ってるぐらいならとっとと見に行きましょう! といっても一般公開は7/9(土)からですが。7/2(土)には先行上映があります。レイトショーなら1200円、パンフは800円とちと高め、つーかボッタクリですが、買って損はないかと。

ツッコミどころは色々あるけど、見て満足。大満足です♪



[PR]
by lambda924 | 2005-06-26 02:16

そんぐ いず ぷりてぃ!!

計らずもtsukasa5974さんからバトンを渡されました。今、本当に猛烈な勢いで広まってるみたいやね。一種の祭りに参加する機会を与えてもらったことに感謝。前置きはこれぐらいにして、いっちょやってみんべか!


1.コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量

のっけからまさに音楽好きの人限定の質問ですな。いろんな人のこの質問への回答を見てると数GB、中には数十GBの人もいてビックリ。

で、小生はというと ・・・ 。ん? 声が小さくて聞こえないって? だ~か~ら~、ゼロだってば!! 今年の二月まで使っていた前のパソコンは旧式で、音楽どうこうを楽しめる代物ではなかったんですよ。現在使用中のパソコンは性能的に、音楽を楽しむ上ではなんら問題ないはずなんだけど ・・・ メンドくさい。というかやり方がよく分かんねぇ(爆) いや、調べりゃすぐできるんでしょうが。

それと、音楽はアルバム単位で楽しむことをモットーとしてるので、数百曲をシャッフルで聞くっつーのは、俺には馴染まないっぽい。人はこーゆーのをヤセガマンというわけだがw 正直なところ、i pod めっちゃほしいっす。若い女性が電車の中とかで使ってるのを見ると、「素敵」と思う俺ガイル。たまりにたまったCDを整理するためにも、PCを活用せんとなー。


2.今聴いている曲

サンダーロード/↑THE HIGH-LOWS↓

あまりにベタすぎるが、事実だからしゃーないじゃんw PVも最近やっと見ることができて、いっそう好きになった曲。以前書いたとおり、1/20のライブではcwの「今 何歩?」をやってくれたわけだけど ・・・ 「サンダーロード」を生で見たかった、いや聞きたかったのが本音っす。またライブに行くしか!


3.最後に買ったCD

初花凛々/SINGER SONGER

最近、「サンダーロード」の次によく聞いてる曲。Coccoがこんなにも暖かい歌を歌うようになるとは、予想だにできなかった。嬉しい驚き。バックの音色もすばらしい。そういやもうすぐアルバム発売やね。


4.よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

これはほんと悩んだ。音楽好きに5曲選べってのは、殺生すぎるよw 明日になればちがう作品を挙げるかもしれないけど、今夜の結果は以下のとおり。


  Happiness Is A Warm GunThe Beatles (White Album)

のっけからいきなりマニアック、でもないか。超有名バンドのマイナー曲にはちがいないが。ジョンのすごさに圧倒させられた曲。彼がその後、凶弾に倒れたのは単なる偶然といえ、少し背筋が寒くなる。


  夢追い虫/スピッツ「色色衣」

俺が初めて「スピッツいいじゃん」と思った曲。・・・ って遅すぎだろ!という声が各方面から投げかけられそうだがw 中高生の時も彼らの曲を耳にしていたものの、その頃はどういうわけか彼らの魅力に気づかなかった。アルバムを聞いたのも実は10thの 「三日月ロック」 からっつーヘタレっぷり。以前友人に話したことがあるけど、ちゃんとスピッツを聞いたら絶対ハマってしまうという、よく分からない恐怖感を抱えていたっぽい。今では俺も数あるスピッツファンの一人ですw


  Girl Friend/Thee Michelle Gun Elephant

こんなにもまっすぐ心にささってくる男の叫びがかつてあっただろうか? 痛切なるラヴソング。世界なんてどうなってもいい、ただロックがあれば。そして、愛する君がいてくれれば。単純なメロディーに万感こもる傑作。カラオケで歌ったら思いっきりひかれたけれども(-_-;


  ever free/hide with spread beaver「Ja.zoo」

「夢と自由」を天秤にかけて、というのはけっこう色んな人が使っている題材。俺の知ってるのでいうと、イエモンのバラ色の日々とか。8cmシングルの小さいジャケットですらなんとか工夫をこらし、楽しいものにしようとするPSYENCE(=バ科学)という名の遊び心。彼のアルバムはまさにおもちゃ箱をひっくり返したようなにぎやかさでいっぱいだった。彼が旅立ってすでに7年。zilchの先を見たかったよ、ほんと。


  TOO MUCH PAIN/The Blue Hearts「HIGH KICKS」

やっぱ一曲はブルーハーツかハイロウズの中から選ぼうと思って。でも数ある彼らの名曲の中から、たった一つだけ取り出すってのはほんと至難の業なわけで。迷った挙句、今の俺自身の心境に一番近いのはコレかなと。このような詩が書ける人と同じ国に生まれ、同じ時代を生きている。それだけで途轍もない幸福だと思う。


5.バトンを渡す5名

渡されたバトンはさらに別の人に渡す。これは当然の話ですが ・・・ 一体、誰に渡しゃいいんだ。音楽好きなネット仲間、5人もいるかな。こりゃあ難題だぞ。しかも俺の場合、ネット仲間といっても中高の同級生がほとんどやし。とりあえず彼らに頼るしか! 受け渡し先については、先方の許しが得られれば後日ココに書こうと思います(^^;

tsukasa5974さん、バトンを受け取るのが遅くなってすみません。今回の内容は自分のヘタレっぷりを露呈しているようなもので、はなはだ恐縮ですが、これ↑で許してくださいw

[PR]
by lambda924 | 2005-06-25 02:46

走ラヌ名馬

時間は最良の医者とはいうものの、ぼくらを支配しているのも時間なんだよね。最近、日付けがすぐ変わる。

トヨエツが太宰治を演じるそうな。こちら 今の俳優の中では、たしかに彼が一番似てる ・・・ かな? ドラマの放映は今秋らしいので、まだまだ先の話だけれども。

今日、6/19が桜桃忌であることを初めて知りました。桜桃忌自体は知ってたけど、日付けは知らなかったというマヌケっぷり。しかも6/19は太宰の誕生日でもあるんだね。享年39歳。

そのほか、特別な名前がついた忌日には以下のようなものがあります。芥川龍之介河童忌(7/24)。三島由紀夫憂国忌(11/25)。司馬遼太郎菜の花忌(2/12)。

太宰の最期は玉川上水への投身、つまり自殺であるというのが通説になっています。一方、あれは自殺などではなく酒の勢いで飛びこんでしまったのだと唱える人もいます。いずれにしろ“事件”から半世紀近く経ち、真相を探るのは不明です。個人的には、生活の安定、さらに心身の安定をえていた当時の彼が身投げなどをするはずがないと思っている、いや思いたいのですが ・・・

絶筆となってしまったのが「グッド・バイ」、そして当ブログの名前として使用させてもらっている「如是我聞」です。前者は名前こそいかにもそれっぽく聞こえますが、内容はいたって明るいもの。ただし、「別離の様相を写し得」ることを目的としているので、馬鹿笑いできる話でないのは勿論です。けれど、彼の諸作の中でも描写が特にユーモラスかつ健康的だと思います。読めば微苦笑すること間違いなし。

絶筆に対し、最初の小説集は「晩年」。彼自身が明らかにしているとおり、当時の彼は遺著のつもりで書き上げたため、このような名がつけられました。人生の総決算のつもりで作品を書き上げたわけです。文学ファンにとっては喜ばしいことですが、彼は「晩年」を最初で最後の小説集とはせず、以後多数の名作を書き続け、世に残しました。


死のうと思っていた。今年の正月、よそから着物一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。



上の一節は『晩年』所収の小説、「」の冒頭です。この作品を書いた時にはすでに精神上の窮地から脱していたんでしょうね。しみじみとさせられます。


“アカルサハ、ホロビノ姿デアロウカ。人モ家モ、暗イウチハマダ滅亡セヌ”


こちらは「右大臣実朝」の有名なフレーズ。この作品を書いていた頃、日本は戦争の真っ只中。狂気と恐怖が蔓延していく日本において、彼は奇妙な明るさを見出しました。以来60年経過しましたが、21世紀の現在においてもこの言葉は深い意味を有しているように思えます。


処女作品集が「晩年」、そして絶筆が「グッド・バイ」。あまりにもできすぎているような気がするのは私だけではないはず。グッド・バイといえば、↑THE HIGH-LOWS↓の1stアルバムは「グッドバイ」という曲で始まります。1stシングルの「ミサイルマン」の3曲目には「グッドバイ」のライブver.が収められていますが、THE BLUE HEARTSを解散してすぐに発表した曲ということもあり、非常にシニカルな雰囲気が漂う曲です。曲の背景を想像するとあまりいい気がしないのも確か。「さすがマーシー」というところw

中学生か高校生の頃に聞いたんですが、英語の‘good-bye’は“God be with you.”の縮約形らしいですね。そういえば映画ザ・ロックでニコラス・ケイジが演じた主人公の名がグッドスピード。これもgodに由来し、「成功、幸運」を意味する名だと作中で明かされていたなぁ。

語源や由来をたどると面白い言葉はけっこうある。LASERSTARTBASICなどはアクロニム(頭文字)だとは思えないほど、うまく名付けてある。Mafia(マフィア)の語源を知った時はかなり驚いた。気になる人は「MASTERキートン 」の9巻を読んでみましょう。ワイド版なら5巻になります。


太宰は小説だけでなく、「もの思う葦」などのアフォリズム集も著しました。その中でも特に有名な一節を以下に引きます。


   生きていく力

 いやになってしまった活動写真を、おしまいまで、見ている勇気。



この文を読むと、太宰は自分の運命を予感していたのだと思わずにはいられません。が、逆に何かとわずらわしい娑婆を「おしまいまで、見てい」く決意を記したものではないかという気もするのです。これはファンの僻目かもしれませんが ・・・

含羞>というキーワードで語られることの多い太宰。作品だけでなく彼自身も強い個性を放ち、ファン・アンチの双方にとって大きな存在だと言えます。読者の年齢を選ぶ作家だとよく言われ、青春時代に出会った人に対しては強い印象を与えずにはおきません。

一見、人生を苦手としていた人のようですが、基本的には明るい人だったと思います。幾度も人生に絶望しながら、なお人間の善良さを信じ、未来に希望を抱いていたのではないでしょうか。実際、彼の「心づくし」によって救われた人は数多くいるはず。


今日の最後は彼の作品中で最も好きな一節を挙げて終わりたいと思います。


さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。
                                                     「津軽」より

[PR]
by lambda924 | 2005-06-20 03:25

人気はないけど ぼくは好きなんだよ


というわけで 映画 の話。久々に劇場に足を運びました。見たのはミリオンダラー・ベイビー。クリント・イーストウッドの出演は「ブラッド・ワーク」以来 ・・・ って、この作品知らねぇやw その前作、スペースカウボーイは2、3回見たんだけど。主役がジジイの青春映画。

イーストウッドは「ミスティック・リバー」で監督として素晴らしい仕事をしたものの、この作品には残念ながら出演せず。ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンが一堂に会していたので、あえて自分がスクリーンに登場する必要はなかったんでしょうな。が、映画ファンとしてはあのしわがれ声を聞きたかったのも事実。そして今回、「ミリオンダラー・ベイビー」で念願がかなったわけです。

この作品、人気がないどころかアカデミーをはじめ各賞を総なめ。賞の権威や実質性なんてどうでもいいけど、ハズレではなさそうだと思い、見ることを決定。

で、感想なんですが、ハズレではなかったです。つーか、普通にいい作品。ただ、映画としては前作の「ミスティック・リバー」の方が良かったかな。個人的な好みの問題だし、今後変わるかもしれないけど。

ところで、映画の紹介ってわりと気をつかいませんか? 好きな作品はその魅力をできる限り伝えたいけど、ストーリーの肝をバラしちゃえば楽しみ半減。伝えたい、でも全部伝えちゃいけない。相反する思いが胸を去来するわけで。

吹けば飛ぶようなわりとどうでもいい悩みですが、そんな思いを豪快に吹き飛ばしてくれるのが映画の予告編です。「ネタバレしてるじゃん ・・・ 」と思ったことがある人は少なくないはず。約二時間の本編より、数分の予告編の方が面白いことはよくあります。で、期待を胸に本編を見て裏切られた時の気持ちといったら! 「なんだ、全然おもしろくねぇじゃん。見て損した。あの予告編、サギだっつーの!!

話を戻して、「百万弗~」はボクシング映画です。ボクシング、なぜBOX に ing なんだ。と不思議に思い調べたところ、「箱」を意味するboxと「殴打」を意味するboxは語源が全く異なるようです。まぁそりゃそうだろうね。

ボクシング映画といって真っ先に思い出すのは「ロッキー」シリーズでしょうね。誰もが知ってるテーマ曲、そして「エイドリア~ン」。シルベスター・スタローンの出世作だけど、さすがに5作も続けりゃマンネリだろ・・・

拳闘映画ではむしろ「レイジング・ブル」の方がオススメ。デ・ニーロ若いなぁ。あの頃はコメディー映画に出るなんて夢にも思わなかったよ。って、70年代にはおいらまだ生まれてないんだけどね。

拳闘といえば、「ファイト・クラブ」は外せない。ブラピはただのハンサムじゃなく、出演作を相当吟味しているのが分かり、好感が持てる。「セブン」しかり、「12モンキーズ」しかり。特に後者はブルース・ウィリスとの共演で、二人の出演作の中では一番好きかも。テリー・ギリアム、また撮ってくれないかな。次もブッとんだやつが見たい。

「ファイト・クラブ」はラストシーンが秀逸。バックで流れるPIXIESの“WHERE IS MY MIND?”がバッチリはまってる。SURFER ROSAというアルバムの7曲目らしいので、今度借りてみよう。ヘレン・ボナム・カーターが紫煙をくゆらす様もイカシてるし、「ここはドコ? 俺はダレ?」状態のエドワード・ノートンが最高! レクター三部作の第一章、「レッドドラゴン」に主演していた彼ですが、昔大阪の海遊館で働いていたという経歴の持ち主です。そのため日本語、特に関西弁が得意なんだとかw

収拾がつかなくなってきた。これらの映画を見てつくづく思うのは、人は心の奥底で暴力を欲しているんだろうな、ということ。じゃないとわざわざ血を見に行く理由が不明だもんね。いくら服をまとい知識をたくわえても、結局動物の一種に他ならない生き物。たとえ血を見るのがイヤでも、言葉の暴力はそこら中にありふれてるわけで。俺も日ごろ、とんでもない暴言をはいてしまうことが。できるだけ気をつけるしかないけど。

ボクシングに再度話を戻して、と。日本映画でボクシングを扱ったものはあまり聞いたことがないけど、ボクシング漫画は色々あるよね。「あしたのジョー」は三島由紀夫も読んでて、買い逃したマガジンを求めに直接講談社に立ち寄ったという逸話がある。その時応対した人、ビビッただろうなw 同じマガジンで現在は「はじめの一歩」が好評連載中、つーかすでに長期連載の仲間入り。一歩が世界タイトルに挑戦するのはいつになるんだ。このペースだと100巻ごろやっと世界戦が始まったりして。

我ながらムダに長い文だな ・・・ 。自分でビックリ(してどーする)

映画館で本編が終わったあと、スタッフロールを眺めながら余韻に浸るのが何よりの幸福です。

[PR]
by lambda924 | 2005-06-18 01:41

露の世は


露の世ながら さりながら

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

すいぶんひさしぶりじゃないか。最近何をしてたの?
別にこれといって何もしてないんだけど・・・。いつのまにか6月になっちゃった。
そういえば急に暑くなったなぁ。梅雨入りもしたし。
また苦手な夏が来たかと思うと、ちょっぴり辛いよ。
夏がイヤなの? 『ロックンロールは永遠の夏』なんじゃないの。
ロックは好きだよ。でもイメージの夏と実際の夏はあまりにもちがってて・・・

まぁ夏の話はいいや。何もしてないっつったって、それなりに色々あったんじゃない?
うん・・・。色々あった。で、なんだかね、厄介な迷路に迷い込んで、モヤモヤが晴れない感じ。
そうなんだ。よく分からないけど、沈んで見えるのは満更気のせいでもないみたいだね。

・・・道を
えっ?
道について考えていたんだ。
道?
そう。ぼくがこれまでたどってきた道、今歩いている道、そしてこれから向かう道。
あぁっ、その道か。なんのことかと思ったよ。で、袋小路にはまっちゃったわけだ。
そう。どっちを進めばいいかなんて分からないことが多いし、誰にも決められないよね。
いや、そうじゃない。たしかにどっちへ進むべきかはなかなか分からないよ。でも、それを決めるのは他でもない君さ。
・・・
君が自分で選ばなきゃ。それこそ、君は人生の岐路に立ってるみたいだから。


道は未知なるもの。正しい道なんてわかりっこないよ。そもそも正しい道なんてあるかさえ怪しいもんさ。


人生は選択の連続だろ。いくらでも可能性はあるし、チャンスもたくさんある。でも、それをうまくつかみとれるかどうかは本人しだい。


誰かが言ってたように、道はもとからあるんじゃなくて、人が歩いた跡が道になるんだ。他の人がたどった道もあるけど、君は君の道を行けばいいんじゃない?


そうか。そうだよね。少し気が楽になったよ。ぼくはぼくなりに進めばいいし、そうする以外、他に方法はないんだもんね。


ところで昨日の夕焼け、覚えてる? 西の空、いや空一面がきれいに染まってた。あれは何色っていえばいいんだろう。桃色ではふつうすぎるし・・・。茜色かな? うーん、なんか違う気がする。
とても鮮やかな色だったね。強烈だけど、優しい感じがした。ああいうのをトキ色っていうのかもね。
そうなの? よくわからないけど、あんな空をまた見たいな。これから雨の日が続くだろうけど。
また見られるよ。明日は雨かもしれない。あさってだって降るかもね。けど、いつかまた晴れるさ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

長のご無沙汰となり、すみません。しかも久々の更新がわけわかんない対話ってのはどうなんだ。赤と青のコントラストは目に痛いし。こりゃあ色の勉強もせんとな・・・。

これからまた、ぼちぼち書いていきます。あくまで予定ですが。またね、おやすみ。

[PR]
by lambda924 | 2005-06-14 03:31