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辞典。字典?事典!

京都の百万遍知恩寺で開かれた第29回 秋の古本まつりも昨日で終了。結局一日しか行けず終い。文庫本10冊を500円、他には「英和辞典にない語源情報」を200円で入手したのみ。

京都の古本まつりは年に3回、開催されます。5月のGWに京都市勧業館(みやこメッセ)で、8月の盆に下鴨神社で、そして11月に知恩寺で。今年は結局秋の古本まつりしか行けなかったのが残念。

入手した文庫本のうちの一冊が「日本語」 金田一 春彦(著) リンク先は新版の上巻だけど、私が手に入れたのは旧版。224ページの新書で、定価はなんと100円! それもそのはず、奥付を見ると「昭和32年2月28日 第4刷発行」の文字が。西暦に直すと1957年だから、今から半世紀近く前の本。そのわりに本の状態がめっぽう良いのがフシギ。書き込みなども全く見られず。前の所有者はどんな人だったんだろう・・・
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昨日は電車で県内の図書館に出かけた。読書週間(月間?)のため、<本に関する本>のコーナーが設けられていた。そこで目に留まったのが「この辞書・事典が面白い!」

読み進めるうち、自分が持ってる辞書・事典にはどんなのがあるか気になったわけですよ。以下がそのリスト。

<国語辞典>
福武国語辞典
新明解国語辞典
・広辞苑 (電子辞書に収録)

<漢和辞典>
角川 新字源
・学研 漢字源 (電子辞書に収録)

<古語辞典>
旺文社古語辞典 (改訂新版と第八版を所有)

面倒くさくなったので、ここからはリンクを省略w

【英語関連】

<英和>
・カレッジライトハウス英和辞典
・ジーニアス英和大辞典 (電子辞書に収録)
・リーダーズ英和辞典 (電子辞書に収録)
・研究社 新英和大辞典

<和英>
・研究社 新和英中辞典 (電子辞書に収録)

<英英>
・ロングマン現代英英辞典
・ロングマン ハンディー英英辞典
・OXFORD 英英・連語・類語辞典 (電子辞書に収録)

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<仏語>
・クラウン仏和辞典
・プチ・ロワイヤル仏和&和仏辞典 (電子辞書に収録)
・DICTIONAIRE DE POCHE (英仏・仏和)
・COLLINS GEM FRENCH DICTIONARY (仏英・英仏)

<独語>
・新アルファ独和辞典
・クラウン独和辞典

<伊語>
・ポケットプログレッシブ伊和・和伊辞典

<露語>
・ロシア語ミニ辞典

<蘭語>
講談社オランダ語辞典

<朝鮮語>
NEWポータブル日韓・韓日辞典 (もう一冊持ってたような・・・)

<その他>
ラルース言語学用語辞典


語学関連の辞書・辞典はおそらく以上に挙げたので全部。事典はこんなのを↓持ってました。

天使の事典―バビロニアから現代まで


・・・若気の至り(もちろんEVA)で買ったとしか思えん。ある意味ギャグだなw

ラテン語やギリシャ語の辞典は高いのばっか!(朝鮮語も!) 需要と供給の関係を無視して(オイ)、もっと安くしてくれ!!
# by lambda924 | 2005-11-07 14:06

NIN熱再燃

・・・単独来日はまだですか。待ちくたびれて溶けそうです。

こんな気持ちになったのは↓のライブ映像を見たから。

ttp://www.vh1.com/shows/concerts/voodoo_fest_2005/

NINファンはぜひ。ファンじゃなくても、1回は見れ。いや、見てつかぁさい。

こんなサイトもあるでよ。 → ttp://www.myspace.com/nin

予備知識の無い人が見たら、濃いファン層に引くだろうな(-_-; 正直、米国のファンのアレっぷりには俺も驚いてるw

髪型の所為で「清原」などと呼ばれるトレント御大、NINは彼が率いるバンド。いつの間にかフラジャイルツアー時のメンバーは総入れ替えになってしまった。最後まで残ってたジェローム・ディロンも心臓病を理由に活動休止・・・のはずが

ナイン・インチ・ネイルズのドラマー、実は元気だった (MTV)

これは何かの冗談だ、きっとそうに決まってる(T▲T) 色々情報を集めたところ(主に2ちゃん)、件の記事には記者の誤訳が含まれているそうな。それはともかく、脱退は事実。

ドラマーの交代って大問題だよなぁ。Led Zeppelin や the Who はドラマーの死によってバンド活動の終焉を余儀なくされたわけだし。新ドラマーのアレックス・キャラペティスに期待するしか。

アレックスはすでにツアーに参加中で、上に挙げたサイトでも彼がプレイする様子を見ることができる。かなり良さげ。ひとまず安心。

つーか、ライブ映像を見ると Right Where It Belongs やってるじゃん!“With Teeth”のラストを飾る静謐な佳曲。ぜひ生で聞きたいなぁ。

再びNINのライブを見る。その夢が叶う日は来るのか。まぁ、先のことは神様でさえ分かんないよね。静かに、されど熱く待つことにします。言うなれば低温やけどの状態。・・・なんじゃそりゃ。
# by lambda924 | 2005-11-06 02:16 | 音楽

マンガを読みたい

11/3は「文化の日」という祝日であると同時に、2002年からは「まんがの日」ともなっています。それらの詳しい経緯はコチラ。このサイトによると、今日はレコードの日でもあるそうな。いいね♪

今年はロック生誕50周年らしいけど、マンガは誕生してから何年経ったんかなぁ。何を以ってマンガとするか、定義によりけりだけど。「マンガは元々、諷刺画として始まった」とする説をとれば、鳥羽僧正の手になる(とされる)「鳥獣戯画」が日本のマンガの祖なわけで。でも、歴史で習うビゴーの諷刺画なんかだと、マンガとは思えないし・・・

カレーライスのように、いつの間にやらめっちゃ身近なものとなっていた。それが、所謂<マンガ>というものの始まり。そんな風にぼんやり考えている。

ゴタクはともかく、独断と偏見(と愛情)からなるマンガ10選

1.聖闘士星矢/車田 正美

のっけからいきなりコレですか。そう、コレです! なんか文句あっか!!(ヤケクソ)

おそらく最初にハマったマンガ。アリエス、タウラス、ジェミニ、キャンサー、・・・という星座の学名はこれのおかげでバッチリw ギリシャ神話に興味があったから「星矢」も好きになったのか、はたまた逆か。最早思い出せないほど出会いは古い。今冬、遂に<冥界編>がアニメ化されることもあり、また人気が再燃しないかなー、なんて。

2.余の名はズシオ/木村太彦

これも少年漫画。同じく月刊少年エースに連載されていた「たのしい甲子園(大和田秀樹 作)」もオススメ。どちらを挙げるか悩んだけど、シュールさ・ハチャメチャぶり・キレ具合では「ズシオ」かなと。現在連載中の「瀬戸の花嫁」も悪くないけど、こっちのほうがずっと好き。

3.レベルE/冨樫 義博

この人、プロの漫画家としてはやっちゃいけないことばっかやってますが、作品はオモシロイんだよなぁ。これから彼がどんな漫画家人生を辿るかは分かんないけど、今までで最も才能が輝いていた時期に描かれた作品だと思う。いっそ、月刊漫画誌に移った方が本人のためにもファンのためにもいいんじゃないのかなー

4.不思議な少年山下 和美

不思議な作品。「欲望にまみれた世界で、人はなぜ生きる?」 テーマはこんな感じ。作品の性格上重たく、シリアスになりがち。が、絶妙なセンスを活かし、ギリギリの所で掬い取っている感がある。人を選ぶ作品だとは思う。読後感も独特。

5.パラレル同窓会/藤子・F・不二雄

「すこしフシギ」な、大人のためのSF。短編集を読むと、作家として稀有の存在だったんだなぁと思う。初めて読んだのは、確か虫垂炎の手術後、1週間ばかり入院してた時。まだ小5だった。つーわけで訂正。「すこしフシギ」な、あらゆる人のためのSF。

6.まんが道/藤子不二雄(A)

F先生の次は、勿論A先生。“あの頃”が鮮やかに甦る。歳月を経てもなお魅力的な人物・エピソードの数々。<日本のマンガ史>の一形態だと思うけど、そんなの抜きにして楽しみながら読むのが一番。

7.マンガ 日本の歴史石ノ森 章太郎

トキワ荘の住人が続きますが、何せ今日は“マンガの日”ですから。近所の図書館にも入っていることが多いこの作品、読むチャンスに恵まれていると思う。最近の小学生は歴史離れ、どころかマンガ離れ(!)が進行中らしいけど、そんな今こそコレでも読んで、ちょっぴり歴史に親しんでほしいなぁ、なんて。大きなお世話か。

8.銀河鉄道999 /松本 零士

SLで宇宙を駆け巡る。こんなに素晴らしい設定、そうそうあるもんじゃない! 星野鉄郎にとってメーテルは「永遠に女性なるもの」なんだろうな。それは読者も同じ。「もしメーテルが悪魔の子でも魔女でもなんでもいいや」。だよな、ホント。

9.蒼天航路/原案:李學仁 漫画:王欣太

躍動する描線、迸る感情、多士済々が織り成す蒼天――全てが魅力的。読み始めたのが遅いのが悔やまれるところ。今週号で到頭、関雲長がっ。次回、いよいよ完結!!

10.ネオ・ファウスト/手塚治虫

やっぱ、最後は、ね。この人しかあるまい。11/3は彼の誕生日だし。どの作品を挙げるか悩んだけど、未完の絶筆を選びました。この作品はゲーテの「ファウスト」を翻案したものであることは言うまでもないけど、「ファウスト」の第1部のラストに当たるシーンで「ネオ・ファウスト」は終わっちゃったわけで。続きが描かれる事は永遠にない。ファウスト3部作のラストで一体どんな結末を用意していたのか。読みたかったの一言に尽きる。

さて、今夜は何を読もうかな・・・
# by lambda924 | 2005-11-04 01:52

till "life" do us part

1日は映画の日。というわけで、友人と「コープスブライド」を見てきました。

公式サイト:英語版日本語版

これらのサイト、見てもらえれば分かるとおり、めっちゃ力が入ってます。英語版の<Video>で数分にわたる映像を見られるのが嬉しい。Trailerは鑑賞前・後どちらで見てもいいけど、Clipは鑑賞後に見るのがオススメ。

劇場に着いたのは2時ごろ。近くに高校生のカップルが。学校サボッて、あるいはフケて来たのだと思われ。ウラヤマシス・・・

それはともかく、予告の本数がいつもより多い気がした。期待を持てそうなもの、ちょっと気になるもの、激しく駄作の香りがするもの等、色々でした。

本編が始まってまず、質感の美しさに感動。ストップモーション・アニメで作られたこの作品、1、2秒撮るのになんと12時間かかったとか。気の遠くなるような時間と手間、愛情をかけられて誕生したわけです。

技法は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を受け継いでるけど、作風はけっこう違う気がした。もちろん、根底に流れるセンス・息遣い・世界観は似通ってるんだけど。

ティム・バートンは父の死と子供の誕生を経験したことで、作品の深みと暖かさが一層増えたと思う。ネクラな映画オタクだった彼が、愛おしく切ない物語を紡ぎだす。それだけで一つの奇跡かも。

表情豊かに現れる“俳優”たちの、一挙手一投足から目が離せない。彼らがパペットだとは信じられず、かといってCGとは丸っきり異なる感触。映像のマジックに心が酔う。

どんな風に撮影したのかがほんとフシギ。ここの2ページ目に撮影現場の写真が何枚か掲載されてます。パンフ(700円)にも勿論説明あり。買って損はなし。

伏線の張り方、冒頭とラストシーンのリンク、鏡写しの世界、そして魂の浄化。

・・・文句のつけようがねぇ。いや、あえて言うと尺の短さだけど、こればっかりは仕方ないか。思いっきり満足したし。友人もけっこう気に入ってくれたっぽいし。

あっちの世界もそうそう悪くない。むしろこっちより良いかも。そんな夢を見させてくれる、ホラー話。どーせ逝くなら、偕老同穴。やっぱ、あっちでも仲良くしたいもん。

月のライトが 涙でとびちる夜に」 涙/スピッツ

# by lambda924 | 2005-11-03 03:47

魚になれない魚とか

NirvanaのSliver: The Best of the Box、買いました。85年のデモを初収録ってのがズルイよ! カート18才の時の声が聞けるだけでファンは買うのです。レコード会社の思うツボw

sliverは名詞だと「(釣りえさの)小魚の片身」という意味があるんやね。だからってわけでもないが、今夜はサカナの話。
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広辞苑で「さかな」を引くと<酒菜の意>とあり、第一義は“肴”の方で載ってる。日本人が魚を食べ始めた時期と酒を飲みだした時期とでは、前者の方が先だと思うので、これは意外な記述だった。因みに我らが祖先、昔は魚介類だけじゃなくイルカも食ってたそうですね。どんな味なんだろ・・・

ふいに魚の話をする気になったのは、昨夜久しぶりに「ビッグ・フィッシュ」を見たから。ティム・バートンらしさが満ち溢れているけど、ある意味、らしくない気もする映画。こんなに暖かく、胸に迫る作品を彼は撮れたんだという、嬉しい驚き。

以前劇場で見ているんだけど、2回目は新たな発見があったりして全く目が離せなかった。完全に心を奪われていた。こんなの久々。この季節にピッタリはまる映画だと思う。

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そんなこんなで、今日ふいに、“音楽と魚”の関係が気になった。うたまっぷで「魚」を検索した結果がコレ → こっち

「人魚」だといかにも詩的でいいなぁ。美川憲一の「深海魚」、聞いたことないけどスゴそう・・・

スピッツの「魚」と椎名林檎の「サカナ」、どっちもシンプルなタイトルだけど、曲調が全然似ていないのが面白い。後者はのっけから「ちっぽけで汚らしい動物 雌」だもんなぁ。

ハイロウズの「スカイフィッシュ」も忘れちゃならない。「ロックン・ロール以外は大した事じゃない」。こんなのなかなか言えないよ!

そういや、佐野元春のアルバムにはナポレオンフィッシュと泳ぐ日ってのがあったね。「ザ・シェフ」という漫画でタイトルとして使われてたのも覚えてる。上記のほか、「音楽と魚」で何かあるかなぁ。あっ、hideの‘FISH SCRACH FEVER’があるじゃん。「魚雷でござる」という歌詞に爆笑!

とりあえず思い出せるのはこんなとこ。うん、完全な企画倒れっぽいw


さて、英語でfishを引くと<キリスト教徒の象徴>という註が。それはなぜかというと・・・

ギリシア語で魚を意味する「イクテュス ΙΧΘΥΣ, ichthys」が「イエス、キリスト、神の子、救い主」を意味するギリシャ語 Ιησους, Χριστος, Θεου Υιος, Σωτηρ の五つの頭文字の組合せと一致するからだそうです。(転写すると Iesous, Christos, Theou Huios, Sotor となるみたい)

キリスト教が迫害を受けていたローマ時代などにおいて、「魚」は初期キリスト教信仰の隠れシンボルの一つだったんだとか。詰まる所、魚にキリストを重ね合わせていたわけで。想像するとシュールかつ滑稽。・・・なんて言ったら怒られそうだけど、正に「鰯の頭も信心から」ってヤツだな!


言語ネタを続けるけど、黄道十二宮のラストを飾るのは双魚宮、つまりうお座。学名?がPisces なのは、「聖闘士にとって最早常識!」ですな。(えぇっ!?) これはラテン語の第三変化名詞 “piscis” の複数主格です。英語だと the Fishes で済んじゃうところがなんとも。

因みに、南の魚座のラテン語名は “Piscis Austrinus”。そう、こっちは単数。つまり1匹。首星のフォーマルハウトは、秋の星座の中で唯一の一等星。日本では見えなかったかも・・・


釣り漫画には金字塔があるなぁ。収拾がつかなくなってきたので止めときますが。

p.s. 魚偏に旨いで「鮨」ってのはいいよね。この字を作った人、ナイス♪
# by lambda924 | 2005-11-01 03:15