人気ブログランキング | 話題のタグを見る

戦後?

 今なおあの戦争は継続中-----。そう解釈することも不可能ではないような。さらに、現在の平和は見せかけだけで、実は戦前だったりして。鼻で笑う人が殆どだろうけど、残念ながら可能性はゼロではない。望もうが望むまいがいつの間にか自らも巻き込まれるのが戦争。そして、今も現実に彼の地で戦争が続いている。そして、日本はその戦争に参加している。

 数多の偶然により筆者は24年前、この国で生を享けた。時と所が違えば無い命。祖父の世代で家族や知人に戦争の犠牲者がいなかった人は皆無だ。みな自分が死ぬ覚悟をしていた。

 -----そして、生き延びた。素晴らしいことであると同時に、心苦しく感じた人も多いと聞く。
「なぜあの人が死んだのか。」 「なぜ私は生き残ったのか。」 答えはあるはずもなく。



元ブランキー・ジェット・シティの中村達也率いるLosaliosは、「世界地図は血の跡」と題されたアルバムを出している。今日を迎えて久しぶりに思い出した。未聴ですが近いうちに聞くつもり。


(週刊じゃないほうの)プレイボーイ今月号では、「ボブ・ディランとプロテスト・ソング」なる特集が組まれている。

以下は、誰もが知る彼の名曲"Blowin' In The Wind”の歌詞から引いたもの。

Yes, 'n' how many times must the cannon balls fly
Before they're foreve banned?

Yes, 'n' how many deaths will it takes till he knows
That too many people have died?


優しい調べに乗って耳をくすぐる甘い歌声。だが、その内容は決して甘いものではない。




争いはどうして起こってしまうのだろう
そこに理由はないだろう そこに理由はないだろう
なぐりたいからなぐるんだろう 殺したいから殺すんだろう
そこに理由はないだろう そこに理由はないだろう



LOVE & SEX チルドレン この子達は守りたい
この子達は守りたい この子達は守りたい


↑は以前も紹介したThee Michelle Gun ElephantのGirl Friend。チバの思いが全て込められた曲。ソロ曲に近い。



戦争といえば、ジョンのこの歌詞が頭に浮かぶ人も多いだろうね。

War is over, if you want it
War is over now


あまりにも純真な歌詞。「歌って戦争が終わりゃあ世話ねぇよ。」そう思う人も少なくないはず。でもね、少し考えてほしい。米国がイラクと交戦状態に入ってすぐ、この曲が放送禁止になったのはなぜか。それにも関わらず、いやそれだからこそ、今なお多くの人に歌い継がれているのはなぜなのか。

本来、宇宙より頭の中の方が広いはずの人間が相も変わらず戦争を起こすのは、無知と想像力の欠如に因るものだ。そのように言われることが多いですが、本当のところは果たして・・・

貴方達が忌み嫌う人々もまた、貴方達と同様、平和のために戦争をしているのですよ。笑ったことがありますか? 嗤われたことがないのですか? 何のために涙を流しているのですか? また次も泣くため? 「最後には笑えるように」。そうなりたいと思いません?

by lambda924 | 2005-08-16 00:09
<< 歩き出せ、クローバー 祭りの後には >>