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Domine, quo vadis?

痛ましい事故が起こってしまいました。実は一週間ほど前、筆者は姫路に行く用があり、事故現場を通り過ぎているのです。第一報を耳にした時は「まさか」でした。おそらく関係者の方全員にとっても「まさか」の思いでいっぱいでしょう。

「過つは人の常」、とはいうものの ・・・今回の事故はあまりにもひどい。再発の防止を強く願うとともに、謹んで亡くなられた方のご冥福をお祈りします。また、負傷された方の早期の回復も祈念しています。

sit tibi terra levis.

こんな言葉を口にしたところで、何にもならないのは分かっているのですが ・・・それでもなお、祈らずにはいられません。

マスコミは例のごとく、責任を追及するのに躍起となっています。材料、もっと悪く言えば商品として今回も扱っています。社会不安を鎮めたり、人々の疑問に答えるため事故について報道する必要性は分かりますが、各マスコミ機関が誇る<調査能力>や<問題意識の高さ>によって、事故を未然に防ぐことはできなかったのか。やりきれなさだけが募る昨今。

えらそうにこんなことを書いている筆者も、一年、もしかすると半年ほどで事故のことを忘れてしまうやもしれません。現に、生まれてから何百回も、何千回もそんなことをくり返してきました。ですが今回の事故はずっと忘れずにいたいと思います。

当初、今夜は全く別のことを書こうと思っていたのですが、さすがに書く気になれませんでした。けれど上記は毒にも薬にもならない文を連ねただけ。日常のありがたさと貴さ。無類の哀しさ。
by lambda924 | 2005-04-27 02:11
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